平和創造それぞれの祈りに想う
レッシング『賢人ナータン』
啓蒙思想家レッシングが牧師ゲッツェとの論争を契機に執筆した5幕の劇詩。「賢人ナータン」のことは、印象に残している。
ホッブズ とロック 違いがわかるぐらいだけれど、倫社の教科書に馴染みのある人名には元々、関心はあるほう。
劇の内容を読んでからの関心続きで
テロと戦争、分断対立の局面ささやかれる昨今、イデオロギー、宗教的背景、異文化が受容と拒絶対立の要因に矮小化されて論じられる流れも一方に有りがち。
もっとも、その要因全くないわけでもないが
戦火の報道飛びこむ度に
見定めるべき、愚かさや、人間の弱さと
陥り易さ、抗すべき、賢明さも併せてその賢人ナータンの問答劇からその鳥視観的、哲学性に
魅せられもしてきた。
緊迫のウクライナ。
それなのに、馬鹿な記事も。
新聞各紙の解説も玉石混淆(ぎょくせきこんこう)
もっと、人々のこころをとらまえる内容なら
いざ知らず。
呆れたのは過去記事ではあるが毎日新聞夕刊。
近事片々のタイトルでのコーナーにある論調。
日本も対露制裁に参加。領土問題でプーチン
流に翻弄された「安倍外交」のテツ踏まぬよう。
だなんて、よく、こんなトンチンカンな
こと恥ずかしげもなく記述するなぁと。
意味不明。難癖としか受け取れない。
関係ないでしょう。
生きておられた当時は力及ばずとも、仲介期待されこそすれ、このような批判は安易にこじつけるような、冒涜記事、故人の名誉を毀損することに血道をあげているとしか、思えない。
問答、問い出して欲しいのは、プーチンの傾倒している、先にあるもの。
キリル総主教、戦争、今回の侵攻を支持なんて、
どういう、教え、宗教なのよ?