元首相や野党議員からの批判三昧に、SNSでは呆れた声があがっている。
ウクライナの首都キーウへの岸田首相の電撃的訪問を歓迎してよさそうなものなのに野党の一部では気に喰わないのか、批判的言動が続いている。
それを読んだ影響もあるのかどうなのか、野党支持は一段と下がり、政権与党の支持率の回復基調にという分析も。そりゃ、そうだろう。感覚からいっても、批判の内容。
読めば、なに言ってるんだ!という反応に。そら、なるでしょう。
立憲民主党の原口一博元総務相も、社民党の福島瑞穂党首も批判的なツイート。極めつけは鳩山由紀夫元首相、自身のTwitterにこう書きこんだ。
《G7で自分だけ行ってないかららしいが、自分も欲しいという子供じゃあるまいし。単にウクライナを支援しますではなく、戦争終結の和平提案を出すべき時だ》
偉そうに。下卑た表現。元首相に鈴でも付けて、『そのような発言やめてください』と、制するような同志もないのだろうかと。思ってしまう。
かつては首相にと鳩山を担いだかつての同志議員の発言はどうかというと。
原口一博『無事に帰ってきて欲しいが帰ってきたら総辞職してほしい』とか、福島瑞穂『殺傷能力のある武器を供与することを運用指針を変えて認めるのではないかと大きな懸念を持っています』とか、
はあ?という感じ。
事実経過を追うと3月21日、岸田文雄首相はウクライナの首都キーウを電撃訪問した。ゼレンスキー大統領と会談し、ロシアの侵攻が続くウクライナへの「揺るぎない支持」を表明した。
中国が和平提案を示し習近平主席がプーチンと会談をしている時に、首尾よく岸田首相はゼレンスキーと会談。世界注視のなか動き始め出したという感じだ。
アメリカ側からは好感をもって評価する発言が。
エマニュエル駐日米大使は同日、自身のTwitterで岸田首相のウクライナ訪問を称賛した。
《ニュースでは、全く異なる2つの欧州・太平洋間のパートナーシップについて伝えている。岸田首相は、ウクライナ国民を守り、国連憲章にうたわれている普遍的な価値を促進するために、歴史的なウクライナ訪問を行った。約900キロ離れたモスクワでは、別のより非道なパートナーシップが形作られている。習近平は、ウラジーミル・プーチンを国際刑事裁判所から守り、この戦争に反対する国際世論から彼をかばうために訪問している。2人はともに欧州を訪問している太平洋地域の首脳であるが、岸田首相は自由を支持し、習は戦争犯罪人の側に立っている。明るい未来のためには、どちらの太平洋地域のリーダーがふさわしいパートナーだろうか》
まったくそういう、評価は分かれるんだなと。
評価したくない側では、《岸田氏、ウクライナ訪問へ。インドで8兆円約束してきた岸田氏。ウクライナで幾ら約束してくるのか? 中国の和平案に賛成するなとでも言うのか?ウクライナの人々にもっと戦いなさいと言うのか? 無事に帰ってきて欲しいが帰ってきたら総辞職してほしい》とこのような発言まで。