トトヤンの家庭菜園

小旅行、読書、TV番組感想、政治への関心、家庭菜園のブログです。(和歌山県)

隣国関係考・再読本

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『台湾の主張』李登輝
【検索キーワード】李登輝元総統は台湾と日本の行く末を憂いていた

重石がなくなったことで中国が圧力を強める懸念


これが何故に北京政府のブラックリストに挙げられるているのか。民主化を成し遂げてきた政治家であることが本書からも伺える。共産中国が嫉妬するほどその力を感じているからでもあるでしょう。

東日本大震災以降の特にこれまでの日台の絆。同じように中国とも良好な関係が築けたらというのが普通の国民感情。

政治家の世界では
「一つの中国」という語彙が幅をきかせている。国際政治力学上のもちろん定番なのでしょうが、
「ひとつの中国」というフィクションを守るためだけだとしたら、あまりにも惜しい現実の情勢。

共産中国の覇権主義的色彩があまりにも目についてきている以上、普遍的な
自由とか民主という価値観からの視点から97歳でお亡くなりになられた
李登輝の主張に耳傾けたい。再読していって、本書の内容でもある、李登輝の生い立ち
日本臣民としての敗戦経験。
農業経済学者としての帰国後の戦後。

それから、政治の世界へ。一つ一つが遺言のように。

人と人との出逢い。

アメリカに学び

日本統治時代も含めれば
越し方
米中と台湾との関係のみならず、日本への期待も込められた一書であることは、間違いのないところ。おススメです。

 

それから、その前の

上記の2冊については以下

 

出版物の書評を引用しておきます。

文春新書
「暗黒・中国」からの脱出―逃亡・逮捕・拷問・脱獄
顔 伯鈞【著】/安田 峰俊【編訳】

腐敗しきった習近平独裁体制に声を上げた若きエリートは、たちまち弾圧の対象となる。度重なる逮捕と拷問に耐え、彼は自由と民主化のため仲間たちと逃亡を続ける。凄まじい人権侵害と闘い続ける若者群像を描いた現代の『水滸伝』!
10万人を動かした中国最大の民主化勢力幹部 逃亡2万キロの全記録。

 

 

『上海のMBAで出会った 中国の若きエリートたちの素顔』著者岡本聡子

中国のトップビジネススクールに留学した著者が、同級生である超エリート中国人と歴史認識問題や反日感情などについて本音で語り合った1年半の記録。

 

現在、両国は微妙な関係にあります。既存メディアがつくる中国のイメージを超えて、ひとりひとりの中国人を思い描いていただくといった趣向。

すべての中国人に当てはめることはできませんが、中国のエリート層について大体のイメージをつかむのにふさわしい希少な経験談が詰まっています。