トトヤンの家庭菜園

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コロナ禍の生活様式

新型コロナウイルスの感染拡大にともない、外出禁止が全土で続くイタリアだが、マフィアがすでに解除後を見据えた動きを始めているという。

もともと社会的に弱い立場の人々が今回の危機によって経済的により困窮したことで、“闇銀行”をはじめとしたマフィアの活動が活発化する可能性が高まっている。その背景には、マフィアが一種、人々の“福祉”を担ってしまっているという現実があるようだ。

 


コロナ後を狙うマフィアの動き

 イタリア警察によれば、外出禁止令解除後に予想される不況は、組織犯罪の格好の機会となる可能性があるという。現金を保有するマフィアは、多くの企業にとって無視することのできない支援者となるだろう。現在でも、すでにマフィアはそうした活動を行っている。

 数週間にわたる公衆衛生上の緊急事態を経て、イタリアの状況はゆっくりと改善されてきているように見える。一日あたりの新たな感染者数が減少し、メディアは外出禁止令解除後に関する予測を始めた。やっと希望が見え始めた状態だが、経済復興期に組織犯罪が横行するのではないかという懸念も出てきている。

 「マフィアにはもともと社会や経済の変化に適応できる能力がある。新型コロナ危機で企業と経済活動は大打撃を受けたが、その再建プロセスにどのように食い込んでいくか、彼らはすでに考え始めている」


こう予測するのは、ローマの日刊紙「イル・ファット・クオティディアーノ」だ。「国家警察犯罪予防本部は、この差し迫った危険に関して各地の警察署に警戒を呼びかける文書を公表した」


「イル・ファット・クオティディアーノ」紙によれば、事業を再開しようとした時に多くの企業が直面する問題が資金繰りだ。

 「小規模な工場や商店、レストラン、バーなど、家賃や仕入れの代金が支払えずに借金がふくらみ始めた小規模企業は多い。莫大な現金を保有するシチリア・マフィアやナポリの『カモッラ』、カラブリア州の『ンドランゲタ』などにとって、これはまたとない機会だ。

 平常時でも、そうした商店の多くは銀行からの借り入れが難しい。今はその状況がさらに悪くなった」

このため、犯罪組織が「経営への関与を多少なりとも要求する」ことと引き換えに、必要な金額を貸しつける可能性があると同紙は指摘する。いくつかの企業にとっては、こうした申し出が「会社を救ったり、店を続けたりするための唯一の方法」となってしまうという。

 

気にとめたネットニュース。

 

それから、新聞紙面のほうでは今日21日の日経新聞記事

 

岸恵子の連載記事。

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その他、コロナ禍の経済と保健福祉に関係する記事を

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