まずは、
気持ちから、
これらの事象をどう眺めているかを。
それからは、沈黙は罪ということ。
ハリコフで先週、ナチス・ドイツのホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)を生き延びたボリス・ロマンチェンコさんがロシア軍による砲撃で死亡したことが分かった。96歳だった。
ロマンチェンコさんは第2次世界大戦中、ナチスのブーヘンバルト強制収容所やドーラ・ミッテルバウ、ベルゲン・ベルゼンの各収容所に入れられたが、生還した。
ブーヘンバルト収容所の生還者のための組織が21日に追悼文を出し、ロマンチェンコさんが住んでいた集合住宅が砲撃され、火災が起きたと説明した。
ウクライナのゼレンスキー大統領は21日遅く、「ロマンチェンコさんがどれだけ多くのことを経験してきたか考えてほしい」と嘆いた。ロシアのプーチン大統領はウクライナの「非ナチス化」を主張してきたが、「戦争の1日1日は、ロシア人にとって非ナチス化の意味するところを明確に示している」とした。
ウクライナ国防省はツイッターへの投稿で「ヒトラーさえも『達成』できなかったことをプーチン氏はやり遂げた」と皮肉った。
この皮肉。
悲惨な戦争。
併せて、凄惨な、現地での広範囲な民間人への虐殺の実態も少しづつ明らかになっていく。
ロシア側のいう非ナチス化という目的が
ナチス顔負けの残虐性を帯びていく。
何が真実か知らされることもなく
信用して
これを大義と
支持するロシア国民の心情を
どう理解したらいいのだろうか。
中国高官、報道官の弁では、批判は確たる事実に基づくものでなければならない。
とのたまわって
どちらかと言うと、ロシア寄り。
非ナチス化の欺瞞性をさらに手助けして補強してしまっている。
ツイッターでのプーチン人気が中国で巻き起こっていることも、どう理解したらいいのだろう。
中露共に、タッグ組んだかのように西欧型
のシステムは時代に合わないんだよとでもいいたげで、民主主義は、西欧の専売品でもあるかのような主張だったら聞き入れないと、その厚顏ぶりを増していく。
数週間を、経ても、未だに、批判は確たる事実に基づくものでなければならないと言っている中国高官。
ウクライナ国民はどう受け止めていることだろう。
後ろ手で縛られて、銃殺されている遺体。
走行中の惨劇か、遺体と横たえる自転車。
病院、医療施設への意図したようなミサイル砲撃。息絶え絶えの妊婦や赤ん坊。
国連での非難決議に
棄権、反対、拒否権の行使。
中露の判断。
国連の安保理の欠陥。この制度を見直さなければ、
これからの、安全保障の議論そのものが
座礁してしまうと。
ようやくですか。
拒否権行使する場合は、
その理由を、述べなければならない。
だなんて全体会議で、
それだけですか。
それだけで、終わらせてしまうわけでもないでしょうけれど。
加担する、中国高官も含めて、
中露の政治家に特に
ロシア側に説明責任を果たしてもらいたいのは、戦争を始めるにあたっての
初期のウクライナ東部に住むロシア人の人権擁護。弾圧、非ナチス化の為というなら
具体的証拠の方。
今は、ウクライナのゼレンスキー大統領の
次々とアップされてくる情報の
方が優っていて、さらに具体の真実性も伴ってきている。
一方の攻め込んだロシア側の言はというと『