「いのち連続体」
「宇宙の大部分が虚無の中に呑み込まれてあるように歴史の大部分もまた虚無の中に呑み込まれてある」
「見えた何が永遠が」
立花さんの生命観のようなもの
立花隆さんといえば『農協 巨大な挑戦』
学生時代からと社会人になって初めあたりに読んだ立花記事。
その後も、「日本共産党の研究」は左翼の暗部、恥部をここまで、調べるのかという感慨で受け止めていた。
80歳で亡くなるまで、政治や医療、環境問題、宇宙、臨死体験といった多彩なテーマに取り組んでおられたことをあらためて、ついこの前のNHKのドキュメンタリー番組で知る事に。
「蔵書は全て古本屋に売り払って欲しい」
残したメッセージの数々…。人生と思索の軌跡をたどり、“知の巨人”の人間像に迫っていた。
私の視聴しての印象的な立花隆さんの言葉は、冒頭にあげた、いのち連続体という言葉でした。
命の連関。連綿と続く過去から未来の連鎖。
「ありがとう」と生を終えるときに身近な人にいえる人生。
遺伝子、ゲノムの伝達。
生命の進化。
脳の進化。
言語伝達の進化、知の共有。
新たな人類のステージは希望を描き、持ち続ける力。
知識だけでは出来ない。
個々の挑戦が、累積された、知識を活用できる教養を備えること。
ヒトの場合ははるかに大量の情報が言語情報について世代をこえて伝えられていく。
これは人間だけが獲得した新たな遺伝の形式だ。
人間の持つあらゆる知識が総合されて一つの一貫した体系として共有されるようになってきた。
これらの動きの延長上に人類全体が一体となって思考するような日が来るだろう。
超人類の誕生であり、超進化、人という種のレベルをこえた進化が実現する。
NHKスペシャル「見えた 何が 永遠が ~立花隆 最後の旅~」の完全版。
見終えた感想の文字起こしです。