トトヤンの家庭菜園

小旅行、読書、TV番組感想、政治への関心、家庭菜園のブログです。(和歌山県)

2019アンズ収穫と小津安二郎


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アンズの収穫を済んで、

かすかに思い起こす小津安二郎監督の

 

ことば。以前に読んだ、エッセイからの数行。

 

 

ーー


シナ事変のときの修水河の渡河戦の時のことを思いだしていた。

ぼくは第一線にいた。
壕の近くにアンズの木があり白い花が美しく咲いていた。

 


その中に敵の攻撃がはじまって、追撃砲がヒュンヒュンと来る。タンタンタンと機関銃や小銃の間を縫って大砲が響く。

その音や、風で、白い花が大変美しくハラハラと散って来る。ぼくは花を見ながら、こんな戦争の描き方もあるのだなと思ったことがある。

 

 

悲しい場面でも、時に明るい曲が流れることで、かえって悲劇感の増すことも考えられるのだ。

 

以前に通ったことのある小津安二郎資料館

 

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