カントが感歎してやまない「煌(きらめ)く星空」と「内なる道徳律(どうとくりつ)」。
〝私の心を感嘆(かんたん)と畏敬(いけい)で満たす二つのものがある。それは、星の煌(きら)めく天空と、私の内なる道徳律(どうとくりつ)とである″ 〈「ここに二つの物がある、それは-我々がその物を思念(しねん)すること長くかつしばしばなるにつれて、常にいや増す新たな感嘆(かんたん)と畏敬(いけい)の念とをもって我々の心を余(あま)すところなく充足する、すなわち私の上なる星をちりばめた空と私のうちなる道徳的法則である」 『実践理性批判』
影響力をもった著作の数々。平和論では『永遠平和のために』等。
カントは13歳の時、母親が亡くなり、馬具職人の父親は22歳の時に亡くなっている。
カントは晩年に至るまで、繰り返し、〝両親が貧しいなか教育を与えてくれたこと″そして〝誠実さを欠いた卑怯な生き方を一度も見せなかったこと″これを感謝し語っている。