日中関係が最悪だと思われる今、確かに自分もそう感じているのだが、思い起こすのはその繰り返し。振り子のような関係の日中の間の揺り戻しのあることも感じている。普段思わないが悪くなってきた時にこそ、思い浮かぶ.特に和歌山の関係では南方熊楠のこと。
科学雑誌「Nature」に日本人として初めて論文が掲載された天才南方熊楠(みなかたくまぐす)
(生家和歌山の)父と子(熊楠)の関係
学びながらも、将来のことについて思い悩む日々
大英博物館(ロンドン)で出会った中国人、その名は孫文(そんぶん)
洋の東西の違いとか、中国の街並みについて語る孫文
耳を傾ける熊楠。
語る相手がその後に辛亥革命なることを企む人物であることなど知る由もなく和歌山に帰国した時に一度彼を故郷に招くことに。
和歌山での彼との再会は和歌浦の景色を案内。
生物一般、特に自然界の諸々の現象に肝心の強かった熊楠、将来の家業を継ぐべきかを悩んでもいた、身分、彼との出逢いは何らかの吹っ切れた良い関係のきっかけだったのだろう。知友と言う言葉を投げかけるも、孫文は
中国語で知音と訳してくれる。漢字で言えば知恵と音という並び。
お互いは、それぞれの道を歩む結果となって
その再会以降は会うこともなかったらしいが、別れの時にお互いの大事に扱っていた持ち物の交換までしたというのが、自分の中では印象に残している。
自分にとってはこのエピソードは和歌山ということからしても、多少は身近に感じない訳にはいかない。
日中の関係が悪くなればなったで今までも思い起こしてきた。確たる理由って説明も難しいけれどなんとなく。
心配なのは、知り合いのビジネスマン。出張先が、中国なだけに、どうしても心配してしまう。不安しかない。
