トトヤンの家庭菜園

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水上勉

1919-2004福井県生れ。

少年時代に禅寺の侍者を体験する。立命館大学文学部中退。戦後、宇野浩二に師事する。1959(昭和34)年『霧と影』を発表し本格的な作家活動に入る。昭和38年に中央公論に「拝啓池田総理大臣殿」の書簡を公表し福祉の問題点を提言すると社会的に大きな反響を呼ぶ。 1960年『海の牙』で探偵作家クラブ賞、1961年『雁の寺』で直木賞

そう、その人。

水上勉の「沢庵」読了。小説と書いているが小説ではなく著者による解説と感想、随筆と言ってよい作品でした。この「沢庵」は伝記物でありながら、乾いているというか、変に執拗な熱は感じられません。沢庵に迫ろうとする思いと、落ち着いた趣きが作中に並存して作品「一休」とか「良寛」とかとは違います。禅寺で水上少年が厳しい修行の日々を送った宗教的心性が、そのまま作品につながっているのでしょうか。水俣病と殺人事件をつないだ『海の牙』は、日本探偵作家クラブ賞を受賞。自分の場合は推理作品を選ぶときの選択肢としてが多かった。『飢餓海峡』『霧と影』『虚名の鎖』

画像は「沢庵」

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新聞記者時代に作家の水上勉さんの原稿を頂きにいった際に、その作風が宮本輝さんと似ています