ネット上では安手のまことらしき陰謀説がお好きなのか、フリーメーソンがどうとかの引用もそこかしこに。
NHK総合テレビNHKスペシャルでは過去に太平洋戦争特集番組が組まれていた。
日本が戦争へと突き進む中で、新聞やラジオはどのような役割を果たしたのかについての特集内容だったことを思い出す。
第3回「"熱狂”はこうして作られた」というタイトル。
番組は放送時、開戦70年の年としては意味ある問いかける内容だった。
特筆すべきは当時の日本放送協会の代表も近衛首相が兼ねていたということをあらためて認めている番組内容で、
そのうえで、政策の決定に大きな影響を与えた「世論」の実体に迫ろうというものだった。
メディア側からの戦争加担の実態を認めたことから出発している点にその取り組みの姿勢の真摯さを感じた。
メディアと庶民の知られざる側面。時には政府や軍以上に対外強硬論に染まり、戦争への道を加速させたという、
当時の“空気”の正体を追っていくものだった。
新聞記者やメディア対策にあたった軍幹部が戦後、開戦に至る時代を振り返った大量の肉声テープが証拠。
あわせて新聞界にいたというむのたけじ氏の振り返っての肉声も聞くことが出来た。
世界大恐慌で部数を減らした朝日新聞等新聞各紙が満州事変を機に拡張に転じていく実態、
さらには次第に紙面を軍の主張に沿うように合わせていくという社内の空気、それから紙面やラジオに影響されてナショナリズムに熱狂していく庶民、
その庶民の支持を得ようと自らの言動が縛られていく政府と軍、その幹部たちでさえも。
歪んだナショナリズムに。
その様子を活写していた。
最終回まで見た。タイトルは(開戦・リーダーたちの迷走 )開戦を決定した1941年に焦点があてられていた。
なぜ日本は無謀な戦争への道を選択したのか。
結論的には新聞または放送界の論調の責任の大きさが理解できました。
これらの課題は、まさに
今日的問題としてあります。
情報の受け手の情報リテラシーが益々問われる時代です。
日本人の習性みたいな、例えて言葉にすれば、付和雷同。影響受けて、異なる意見を受け付けなくなりかねません。
政治家の信念さえ。ポピュリズム、迎合的に。SNSの時代。アルゴリズム。尖った意見拡散し易く、陰謀論かまびすしい。
フィルターバブルにも、エコーチェンバーにも注意していかなければ。こうしたもともとある人間の傾向とネットメディアの特性の相互作用による現象、それらの傾向、念頭に入れながら.異なる意見にも耳を傾けていこうとする姿勢。コレ大事です。
アメリカでの分断の益々の様相、見つめながら、より意識してそう思うことにしています。