ページ開いて読んで手にすることにした古本。2017年出版とあるから、それほどの過去でもない。元・宝島社の編集者で作家さんでもある。購入したのは評論集だけれど、小説作品では、以前に「ダブルマリッジ」内容は二重婚それも、覚えのない登録手続きがされていたというストーリーで主人公が難題を解いていこうとする重たいテーマの社会小説だった。著者の名前知ってることもあって、それで選んでしまった面もある。
評論集のまえがき、最初のページの文章。こういう対話内容の紹介からの始まり。
嫌韓、反中の記事。溢れるのは、それが正しいと思っているのではなく、売れるからでしょう。「バカだって暇つぶしする権利はあるでしょ」彼は言いました。
その言葉の奥にある底知れぬニヒリズム。「僕の話なんて.聞いたって仕方ないですよ」昼間っからテレビを見ている視聴者相手にしている、民放テレビ界の人。「僕らはバカを喜ばせるためにくだらない番組を毎日作っているんですよ」彼は続けて自身の役割をこう断言「我々はバカに娯楽を提供することです」と。
なかなか.刺激的な前文。
購入の決め手になったフレーズのそれだ。ふふふふふ。「斜に構える」「皮肉って見る」「冷ややかに見る」という意味では、シニシズムにあふれている。全く違和感もない、しかし、お勧めするほどでもない。