トトヤンの家庭菜園

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さもありなん

既得権の打破とか、改革とか言いながら、維新がやっていることは、きわめて古い体質の政治そのものなんです。これが、維新に4年半いた私の率直な感想です。(鈴木宗男)2024年10月10日/参議院議員会館

 

発言は以下続いていく。

 

維新の人たちが今、さかんに自民党の〝裏金問題〟を騒いでいる。じゃあ、維新のあなた方は自分たちの政治資金の帳尻合わせをちゃんとやっていますか? と、お尋ねしたいですね。一部の幹部だけで、さんざんブラックボックス化した政策活動費を使ってきた維新に、自民党を責める資格はありません。

 

「身を切る改革」と言うけれども、私から言わせれば何も切っていない。国会議員の歳費を2割天引きしているだけです。それを被災地に7億円寄付したと豪語しているけれども、そんなものは「身を切る改革」ではありません。

 では34億円もの政党助成金をどう使っているのかと、私は逆に尋ねたいですね。天引きした議員歳費にしても、これこれを寄付しましたというお知らせは来ます。しかし、その他の使途は明かさない。

 

同じように――党の生みの親である橋下徹氏も、維新の「政治とカネ」については、「自分たちの執行部の金の使い方すら徹底検証できない政党に政府のチェックなんてできるわけがない」「ここまで徹底して隠したがるというのはよほどチェックされたら困る金の使い方をしているのかと疑ってしまう」(10月1日の橋下氏のx)と痛烈に批判していました。

 

日本維新の会は「政治とカネ」で深刻な問題を抱えている政党だと思います。お金の透明性、情報開示が足りない。

 以前、下地幹夫さんが在籍していたときに指摘されたのですが、下地さんは当時、党の大幹部(国会議員団副代表であり選対本部長)でした。

 その下地さんが「党内の金の使い方がまったく明らかにされていない」と言われたんです。しかも、お金が大阪に全部集中しちゃう。日本維新の会は少なくとも今では約34億円の政党助成金をもらっているんです。では、その34億円の使われ方がきちんと情報開示されているかと言えば、されていない。

 

 トップとそのお気に入りのインナーサークルだけで赤坂あたりで飲み食いして、「馬場-藤田」にツケ回しし、明細も明かさない政党の金で処理している。その原資は本(もと)をただせば政党助成金、つまり税金も入っているわけでしょう。赤坂で飲み食いする政治家、ツケ回しなんていうのは、それこそ60年くらい前の「宴会政治」の時代の政治家ですよ。

 既得権の打破とか、改革とか言いながら、維新がやっていることは、きわめて古い体質の政治そのものなんです。これが、維新に4年半いた私の率直な感想です。

 

(備考)鈴木宗男

2023年、同党を離党。元日本維新の会・国会議員団副代表。

 

まぁ、その通りだろう。次のチェック記事。

幕引き急いだ首相、土壇場で迷走 公明党から「自民党は空中分解」

のタイトル記事。ふむふむ。派閥の裏金事件をめぐり、安倍派、二階派39人の処分を正式に決めた。安倍派座長の塩谷立文部科学相参院側トップの世耕弘成前党参院幹事長を「離党の勧告」、その他の幹部を「党員の資格停止」「党の役職停止」としたが、党総裁の岸田文雄首相の処分は見送った。処分発表後に首相官邸で記者団の取材に応じた首相はこう強調した。「私が信頼回復のために先頭に立って努力しなければならない。それを国民、党員に評価していただく」安倍派の裏金作りの実態解明に向けて野党が再三要求していた、元派閥会長の森喜朗元首相に聴取したことをようやく明かしたが、対面ではなかった。「私が直接電話をかける形で事情を聴いたが、具体的な関与は確認できなかった」。関係者によると、聴取は今週だったという。十分な時間をとっての記者会見は行わなかった。理由を問われると「幹事長の要請で党紀委員会が開かれる。幹事長と党紀委員長が会見を行った」と手続きを説明。党内からは「逃げているように見られる」(閣僚経験者)との苦言も漏れた。そもそも党執行部は2日に処分内容を決定する方針だったが詰め切れず、党紀委員会が開かれる4日までずれ込んだ。調整機能の欠如に、岸田派ベテラン議員は「みっともない」とため息を漏らした。(ダメだこりゃ。)