トトヤンの家庭菜園

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監督厳重に、なにがトンネルだ

第118回国会 衆議院 建設委員会 第11号 平成2年6月20日

○中島委員長 これより会議を開きます。
 建設行政の基本施策に関する件及び国土行政の基本施策に関する件について調査を進めます。
 この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。
 両件調査のため、本日、参考人として住宅・都市整備公団理事渡辺尚君の出席を求め、意見を聴取したいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

日韓トンネル構想のキーワードで、国会会議録検索かけてみて、出てきたのはこの一件のみ。

幾人かの質疑が続いて

○土肥委員 今局長がおっしゃいましたリストは、いただけますのでしょうか。
○真嶋政府委員 提出いたします。
○土肥委員 非常に興味あるリストでございまして、全然わけのわからないというか、少なくとも私は全然知らない会社もございましたけれども、幾つか特徴的な会社が出てまいりました。一つは日韓トンネル委員会という、これは会社になっているのですか、株式会社ですか。
○真嶋政府委員 日韓トンネル委員会は、財団法人亜細亜技術協力会日韓トンネル委員会ということでメンバーになっております。
○土肥委員 それでよくわかりました。
 実は、この「の~んびり村」のリーフレットによりますと、契約者は未来指向型企業グループ、今お読みになった代表である川合さん。ところがその十二社の中に日韓トンネル委員会というのがございまして、それは亜細亜技術協力会という財団法人がありまして、その中に日韓トンネル委員会というのがあるということになります。このリーフレットの中には、財団法人亜細亜技術協力会花の万博出展実行委員会に申し込み、先ほどの出資金だとかなんかあるいはお問い合わせはここにしてくださいと書いてあります。この中でアニメが出てまいります。
 ちょっと先ほどアニメを申し上げるのを忘れたのですが、アニメがあって結婚式があるわけですけれども、そのアニメはどんなアニメかと申しますと、皆さん御承知の方もあるかもしれませんけれども、日本と韓国の間にトンネルを掘ろうというアニメでございます。そして、そのトンネルは済州島に上陸いたしまして、朝鮮半島を北上して中国へ至り、そこからずっと西へ行って最後はドーバー海峡を渡ってイギリスまで続く壮大なハイウエー構想というのが、このアニメで十五分ほどでございますけれども上映される。そういうことで、いわばこのリーフレットにもはっきり書いてあるのですが、この「“国際ハイウェイ構想”の理念を一層深めていただき、広範囲にわたる国民的な賛同の輪を広げることのできるPRの場」となっておりますと、こう書いてあります。
 私は、このパビリオンの主たる目的は、このアニメを見せるということではなかろうかというふうに思います。なぜならば、今この中小企業代表と言いましたけれども、その財団法人亜細亜技術協力会の日韓トンネル委員会もそこに入っておる、出資しているということですね。そしてその亜細亜技術協力会というのがいわば中心的な役割を果たしているように思うのでありますが、そしてこのアニメを制作いたしましたのは国際ハイウェイ建設事業団、それからこの全体の企画を考えましたのは国際ハイウェイ・プロジェクト、日韓トンネル研究会、そしてお金を振り込むのはまた財団法人亜細亜技術協力会万博実行委員会、こうなっておるわけです。これを見ますと、いろいろな団体が次から次に出てくるわけです。そして、そういう団体がどういう役割をしているのかということをずっと追っかけていきますと、だんだん筋が読めてくるわけであります。
 その前にちょっと確認しておきたいと思います。亜細亜技術協力会というのは外務省が認定した財団法人だということでございますが、どういう財団なのか、そしてかなり古い法人というふうに私は認識しておりますけれども、昭和でいいますと四十九年にできておりますが、この財団の主たる目的、あるいは法人監査をなさっただろうと思いますが、理事長、あるいはわかる範囲で理事のお名前、それから監査の結果どういう活動をしているのか、御報告いただきたいと思います。
○飯村説明員 お答え申し上げます。
 先生ただいま御質問のありました亜細亜技術協力会は、御指摘のとおり外務省の認可の公益法人でございます。
 右公益法人は、昭和四十九年十月二日に外務省が設立を許可しておりまして、十月十五日に設立されております。
 財団の設立の目的といたしましては、「日本及び韓国等アジア諸国との近隣友好を基調にし、アジア諸国の経済発展に必要な人材育成と技術水準向上」を図るというのが財団の設立の目的になっております。
 役員につきましては、五月三十一日現在、理事長として金山政英そのほか十五名の役員がおります。この十五名につきましては今御報告申し上げてもよろしゅうございますが、あるいは後ほど……(土肥委員「ざっと読んでいただけますか」と呼ぶ)
 私ども承知しておりますのは、植木光教、許弼セキ、金鶴鎮、古田元男、小柳定夫、重光武雄、金海坤、金坪珍、李基寿、李承魯、佐々保雄、梶栗玄太郎、大江益男、金容太、以上十五名でございます。
○土肥委員 日本及び韓国等アジア諸国との近隣友好を目指す、そしてアジア諸国の経済発展に寄与するというふうに書いてあるわけですが、実は今、梶栗玄太郎という名前が出てまいりました。この理事会は韓国籍あるいは韓国人名の方、朝鮮人名の方がかなり参加していらっしゃるということは一つわかるわけですけれども、その中で、梶栗玄太郎さんというのが理事にいる。実はこの亜細亜技術協力会の理事長は金山さん、これは元韓国駐在日本大使金山政英さんですね。それから、実は理事の梶栗玄太郎さんは、この亜細亜技術協力会の中に日韓トンネル委員会というものをつくりまして、その委員長であるわけですね。
 この亜細亜技術協力会ですけれども、例えばトンネルを掘るというような事業を行う主体としては、この財団法人はそういう仕事ができるのでしょうか。外務省の方、お願いします。
○飯村説明員 お答え申し上げます。
 財団法人の事業といたしまして、先ほど申し上げました目的のもとに幾つかの事業を想定しておりまして、重立ったところを申し上げますと、一つは技術研修者の招聘、研修受け入れのあっせんが一つございます。それから二番目には、機材の供与及び専門家の派遣というものがございます。それから三番目には、産業・科学技術者の招聘及び派遣、さらに科学技術の振興と協力に関する調査研究及び発表というものがございます。
 したがいまして、例えばトンネルの研究等につきましては、財団の説明によりますと、科学技術の振興と協力に関する調査研究、発表ということで行っているとのことでございます。
○土肥委員 実はこのパビリオンで、いわば国際ハイウエーの未来像を見せて、そして大いにこの国際ハイウエー構想に日本の皆さん協力してください、御理解くださいというふうなPRの場となっているわけですけれども、実はこのパビリオンの主たる目的は、先ほどから私が申し上げておりますように、アニメを見てもらう、そして国際ハイウエー構想の宣伝の場にするというためにのみつくったのではないかと思わせるような感じがするわけです。実は、この国際ハイウェイ建設事業団だとか国際ハイウェイ・プロジェクト、日韓トンネル研究会だとかいうものがここで堂々と名前が出てくるわけでありますが、この国際ハイウェイ建設事業団というのはどういう事業団なのか、おわかりでしょうか。
○真嶋政府委員 御指摘ございました国際ハイウェイ建設事業団でございますが、建設省としては承知をいたしておりません。どういうことかは承知をいたしておりません。
○土肥委員 そうすると、どういう事業団かわからないし、その理事会がどういうふうな構成なのか、会長がだれなのかということもおわかりにならないということだと思いますが、実はこの国際ハイウェイ建設事業団というのは、もう既に今から八年前、一九八二年四月一日に設立されておるわけです。そして、この事業団の理事長は、先ほど言いました梶栗玄太郎さんでございます。この梶栗玄太郎氏というのは、今私が知る限りでは、株式会社世界日報の社長でございます。それからこの建設事業団の会長は、これもまた驚くべき方で久保木修己さん、日本の統一神霊協会の会長さんであります。
 ですから、その国際ハイウェイ建設事業団が日韓トンネル委員会をつくりまして、そして、先ほど言いましたように国際ハイウエー構想というものを推進するためにつくった、それを大いにPRするためにつくったパビリオンではないかと想像するわけでありますけれども、局長の御感想はいかがでしょうか。
○真嶋政府委員 花博協会の方に「の~んびり村」の出展が申し込まれたときの考え方は、花と緑と人が共存する二〇九〇年の「の~んびり村」の世界へ誘導するような出展を行う、あるいはその関連するイベントを実施するものということで、出展に対して許可を与えたものでございます。
 現在の状況の中で、今のアニメーションが行われていることは承知をいたしておりますが、そのほかにも、先ほどちょっと申し上げました手紙の件も、問題になったところを除いてひとつやろうじゃないかということで、住所、氏名を書かせるとかお金を取るとかいうことはやめて、また再開しているようでございますし、そのほか、少しくつろげるような状況を体感させるというようなことに努めているというような報告を受けております。
○土肥委員 そうすると、この日韓トンネル委員会というのがあって、そして国際ハイウェイ建設事業団というのがあることも承知しておられないということでありますれば、その事業団が今までどんなことをやってきたかも御存じない、こういうふうに理解してようございますか。
○真嶋政府委員 承知しておりません。
○土肥委員 建設省の方も御存じないような事業が、実は佐賀県あるいは長崎県で非常に活発に、地質調査を初めボーリング、それから試掘用の斜坑用トンネル等も掘られております。これを日本の建設関係の役所であります建設省が全く知らないということになりますと、どういうことになるのかなというふうに私は思うわけです。
 実は、ちょっと私が調べますと、これは全部このトンネル委員会から出された公式の文書でありまして、何も秘密の文書ではございませんで、「本郷路」という新聞に出ているわけです。「本郷とは人類の本当の故郷(地上天国)という意味です。従って、本郷路とは地上天国実現のための道路です。」と書いてあるわけですけれども、この新聞にも詳しく書いてあるわけです。
 そして、一九八二年十月一日から佐賀県呼子町でボーリングが開始され、十月四日には海域部の第一次音波探査が行われ、実は船を三隻用意してありまして、これは全部定安丸というのですが、それには精密音響測深機が積んであります。実際にボーリングをして地質調査をやっておりまして、現地事務所が唐津にもできておりますし、対馬にもできておりますし、壱岐島にもできております。そして、佐賀県鎮西町というところでは試験用の斜坑が掘られております。これは一九八三年十月二十四日付で開始となっておりますが、トンネルも掘られている。今度は空からセスナ機が、これはいろいろな調査用の航空機だそうですけれども、それを飛ばしまして空から調査をする。対馬なんかはもう六カ所もボーリングをして掘っております。
 私は、実際このトンネルを見に行ってきた方の報告書も持っているわけでありますけれども、百分の二十五の勾配で、そして四百メートル掘るんだ、第一期工事で二百メートル掘っていて、今第二期工事をやっているんだというふうな話が出てまいります。つまり、この事業団は次から次に日韓トンネルを掘り続けるために、あらゆる調査をし、そして金もつぎ込み、本当に朝鮮海峡と申しましょうか日本海をトンネルで通そう、その起点が、どうも先ほど言いましたように佐賀県鎮西町というところであるようでございます。
 こういうことは全然御存じないのでしょうか。
○真嶋政府委員 今、委員御指摘のように、陸海空からそういうようなことが行われているということについては、私どもは承知をいたしておりません。
○土肥委員 これは私、ちょっと問題ではないかと思うのです。もちろん自分の土地に穴を掘ろうが、自分の海というのはないでしょうが、船を浮かべて調査をするというのは自由かもしれませんけれども、少なくともあっちこっちにボーリングをするというようなことは、普通はどういうふうなことになるんでしょうか。建設省として、例えばある土地をボーリング調査をしたいというようなときに、役所としてはどういう手続が必要なんでしょうか。全く必要はないのでしょうか。お聞きいたします。
○真嶋政府委員 十分に調べた上での御返事ができなくて恐縮でございますが、その土地についての利用権というものが恐らく何らかの形で設定されている、あるいは鉱業法上の問題なんかもクリアされているということであれば、自分の権利行使の範囲内であるということになれば、それは自由ではないかというふうに今は思っておりますが、詳細の調査をした上での答弁でございませんので、お許しいただきたいと思います。
○土肥委員 もう少し詳しく聞きたいと思いますけれども、それをはしょらせていただきまして、この「の~んびり村」のそもそもの成り立ちから、どうして万博協会はこの「の~んびり村」を採用したんだろうか。プログラムが変更され、そして行政指導がなされ、万博協会からも指導されて、あれもだめです、これもだめですというようなことが後から出てくるわけですね。事前審査でそういうことは全くとんちゃくしなかったと思われますけれども、そして、実はこの日韓トンネル構想というのが佐賀県あるいは長崎県で極めて活発に行われていて、しかも建設省はそれを御存じないということでございます。
 私は、この「の~んびり村」のことを知るにつけ、何か背筋が寒くなる思いがするのでございます。なぜならば、せんだっておいでになりました盧泰愚大統領がすばらしい格調の高い演説をなさって、我々もしばしば拍手をしたわけでありますけれども、彼の最後のメッセージを聞いて、私はどきんといたしました。こう書いてあります。「来る世紀には東京を出発した日本の青年が海底トンネルを通過して、ソウルの親友といっしよに北京とモスクワに、パリとロンドンに、大陸を結び世界をひとつに繋ぐ友情旅行を楽しむ時代を共に創造しましょう。」と書いてあるんです。私は、別に盧泰愚大統領を勘ぐるつもりはございませんけれども、トンネルという話を聞いたときにはびっくりいたしました。盧泰愚大統領にもやはり日韓トンネル構想があるんだなというふうに思うわけです。――大臣、ちょっと御感想をお聞きしまして、終わらしていただきます。
○綿貫国務大臣 今そこからもお話がございましたように、いろいろヨーロッパの大陸に国境を越えて橋をかけるという話もあれば、こういう一つの夢というのはどこの国にもあるんじゃないかと思いますが、その夢が今パビリオンの中にあったということで、現実の問題として建設省も関知していないということでございますので、その辺は感想としてそれだけ申し上げておきます。
○土肥委員 終わります。


土肥委員の質問はここで、終わるわけなんですが、最初にリストをいただけますのでしょうか。と切り込んだのは、こういう質問をするきっかけが大阪花の博覧会でのあるパビリオンの催しに不信を抱いたからだった。

この議員は冒頭に日韓トンネル委員会というテーマをもって来る前に、花の博覧会のあるパビリオンが複数の参加企業によって支えられていることを知る。そのひとつに株式会社亜細亜技術協力会日韓トンネル委員会という名前を見つけていた。

○土肥委員 実は、この花博の中に一つ、私にとっては非常に不思議なパビリオンがございまして、それは「の~んびり村」というパビリオンでございます。
 実は私は物特の委員でもございますので四月に視察に参りまして、これは万博会場でどんな物品販売が行われているか、それが適正な値段であるかどうかというようなことで行ってまいりました。実は私も前からこの「の~んびり村」については若干注目をしておりまして、それはほかのパビリオンとは違いまして私にとっては非常に不思議なパビリオンと言っていいかと思います。
 その四月の視察のときにでございますけれども、この「の~んびり村」に入るときに、村ですから入村、こういうふうに言うわけですが、入村のためのいわば申込書といいましょうかあるいは登録書といいましょうか、住所、氏名、年齢それから血液型、あるいは好きな花、好きな色というようなことまでアンケートをとりまして、そしてそれで「の~んびり村」の会場に入りますと、そのアンケートカードに基づいて若い男女を結び合わせるのですね。これが二十一世紀型の愛のあり方というふうに言っているわけですけれども、結び合わせまして、そして今度はブライダルファッションデザイナー桂由美さんの結婚衣装を着せまして模擬結婚式みたいなことをやるのですね。ついでに披露宴までやるのです。
 このパビリオンの中にはレストランがございまして、費用は恐らくそのカップルになった人が払うのだと思いますけれども、そういうふうなことが終わりまして、結婚すれば今度は自分の子孫が残るわけですから、その子孫に、百年後に手紙を出しましょう、こういうことで手紙を書かせるわけですね。その百年後の自分の子孫というのはだれかわからないわけですけれども、百年後に届けますというわけです。そういう趣旨で、百年後の切手代として二千円徴収するわけですね。そうやってパビリオンを出ていくというわけです。
 私は、まずその入村カードに住所、氏名から年齢、血液型まで、血液型も非常にプライバシーの問題なんですけれども、これまで詳しく書かせるのはおかしいというようなことを言っておりましたら、どうも万博協会が注意をしたようでして、その入村カードをやめさせました。そのときの新聞記事によりますと、入村カードを発行しているパビリオンの館長が、何のためにやったのだと聞いたら、物品販売に使うのだ、こう言うわけですね。物品販売のリストにしようとしたというわけで、何ということかというふうに思うわけですけれども、どうでしょうか、その入村カードは万博協会がとめたというのですが、とまっているのでしょうか。
○真嶋政府委員 委員お話しになりましたような入村カードの受け付けは、四月一日からやっておったようでございます。しかし、問題があるということで四月十六日から中止をさせたということで、現在中止をされております。
 それから、参考までに申し上げますと、四月十五日までにこの村が預かりました入村カードは、密封の上、現在花博協会が預かって保管しておるというふうに聞いております。
○土肥委員 入村カードはとまったということになりますと、その先プログラムが全部消えていくわけですね。その中のシステムといいましょうか、未来の結婚式の模擬結婚式をやり披露宴までやるというようなことが消えてしまうわけですが、その辺はどうしているのか、また一度行ってみたいと思っておりますけれども。
 もう一つお聞きしますけれども、百年後の手紙というのは郵送代が二千円というのですが、どれくらい手紙の申し込みがあったか、お調べいただけましたでしょうか。
○真嶋政府委員 百年後に届く手紙につきましては、まずこれも四月十六日から二千円を預かるということは中止をしておりまして、当初預かったその二千円については、申込者各人に返還をしたというふうに聞いております。
 それで、四月十六日に中止するまでの間に参りました手紙の数は七十六通というふうな報告を受けております。
○土肥委員 私は、この手紙も大変問題だと思いました。それは、結局自分の住所、氏名、電話番号を書くわけで、そしてその電話番号がいわば百年後の登録番号になるというふうな考え方でございますから、これもおかしいというふうに思っておったのですが、そうなりますと、いわば出口も入り口もみんなとめてしまったということになるわけで、このパビリオンは秋までもつのかなというふうに思いますけれども、私としては常識的なところに改善されたというふうに思うのです。
 しかし、なぜこういうパビリオンが万博協会と契約をしたのだろうかということを考えざるを得ないのであります。万博協会というのは非常に重要な世界的な団体でもあるし、今度のテーマが「花と緑と人間生活のかかわりをとらえ、二十一世紀へ向けて潤いのある豊かな社会の創造をめざす。」こういうふうにうたっているわけでありますけれども、どうもそういうにおいはほとんどしないパビリオンだというふうに思うわけです。今後どうするかということはまた見守っていきたいというふうに思うわけでありますけれども、それにしても「の~んびり村」が発行しておりますいろいろな文書、リーフレット、あるいは「の~んびり村」のパスポートというのを発行しているわけでありますが、それを見ますと、万博協会と契約をしました経営主体はだれなのかということがもう一つはっきりしないわけであります。建設省の方として、この契約主体はだれであるかをお答えいただけますでしょうか。
○真嶋政府委員 お答えします。
 「の~んびり村」の契約の参加の主体は、未来指向型企業グループ代表川合善大、それから財団法人の国際花と緑の博覧会協会会長斎藤英四郎との間で行われております。
○土肥委員 この未来指向型企業グループというのは、何か財団法人とか社団法人とか法人格を持っているのでしょうか。あるいは持ってないとするならば、このリーフレットでうたっておりますように、中小企業者が集まったグループだと、そしてこれは今まで大企業しか万博に参加できなかったけれども、中小事業者も参加できる道が開かれたので画期的なパビリオンだというふうに言っているわけですが、このグループはグループとして何か法人格を持っているのでしょうか。そして、万博協会は法人格がなくてもこういうグループと契約を結ぶことができるのでしょうか、お尋ねいたします。
○真嶋政府委員 まず、未来指向型企業グループは法人格を持っておりません。それで、法律上はそこの代表の川合さんと契約をしているということでございます。
 中小企業が入っているというのはパビリオンはこれが唯一のものでございまして、そういう形のものでひとつパビリオンをということについて、協会側も意欲を持っていたというふうに聞いております。
○土肥委員 実は中小企業者の集まりであるこの企業グループが市民一般に出資を求めまして、そしてこれを市民参加型のパビリオンだ、こういうふうに言っているわけです。出資は一口三万円、何口でも結構だということですが、この出資の口数はおわかりでしょうか。
○真嶋政府委員 まず、三万円の出資募集ということは行っていました。それで一つは、このグループの関係会社の役員等を対象としたもので集めているのがございまして、これでは約三千口の応募があったと聞いております。
 それから新聞等に報道されたことの影響もございまして、一般からの応募者が約百名あったというふうに聞いております。
○土肥委員 こういう方法も万博協会としては問題ないのでしょうか。いわゆる市民参加型だといって、一般にパビリオンにかかわる費用を賄うということだと思いますが、募集しても構わないような組織というか規約になっているのでしょうか。
○真嶋政府委員 適切でないと協会側では判断をして、現在までに出資につきましては、返さないでもいいという方もないではございませんけれども、ほかの方にはお返しをしているということにしております。
○土肥委員 そうすると、もう入り口から出口、そして金目の物まで適切でないということになりまして、これは本当に何か適切でないということで、表も裏も中もなってしまっているのではないかというふうに思わざるを得ないのであります。そういうパビリオンがあるということが、私はそれでいいのかなというふうに思うわけです。
 実は今、中小企業者の集まりである未来指向型企業グループというのが契約者の相手側だということでございましたが、どういう会社なのでしょうか、おわかりの範囲で教えてほしいと思います。

 

引用終わり!

何とか構想って、カネ集めの、寄付募るように見せかけて、構想は大きいほうが、よくて、見えぬ先でこそ、活きてくる。メリットありまくりで。

それから、何年も経っているというのに、

自民党の岸田さん

地元の取りまとめ役の党役員、

トンネルなんとか議連に

名誉職かなんか知らんが、

連ねているの

知らんかったってこと

ある?

無いよね。

誰か聞いたの?そこらへん。