いずれの体制にも潜む権力の魔性。
しかしながら、共産主義下のF・ニェズナンスキー亡命捜査検事の手記は
読んでみて、これでもかというほどの腐敗のえげつなさを
描いている。
腐敗と
権力闘争
が表裏になって抉り出されていく。
ロシアのノーメンクラツーラの実態と
中国天安門の権力闘争は同列に論じられないまでも
比較して
思うことは
おなじような汚職にしても
共産主義独裁体制継承路線下での
あらぬ密告や追及へのしっぺ返しの怖さは尋常ではないなあと。つくづく。