『青天を衝け』“栄一”吉沢亮の“怒りの目”に共感する
(NHK総合/毎週日曜20時)第4回が7日に放送されました。
理不尽に対する栄一(吉沢)の苦悩。
初めての商いを成功させ、ますます仕事に励んでいた栄一。
藍農家をねぎらう宴会を仕切った栄一は、皆に番付をつけることで士気を高める。
来年もみんなで良い藍を作ろうと結束するのだった。
栄一は、父・市郎右衛門(小林薫)の名代として岡部藩の代官のもとへ。
多額の御用金を命じられてしまう。
栄一は、父に確認してから返事をすると回答。
代官から「今すぐ承知したと言え」と怒鳴られるも、栄一は食い下がる。
言わないとただではおかないと脅されると、栄一は祖父に促されながら納得いかないまま頭を下げる。
父からなぜすぐに払うと言わなかったかと問われると、栄一は自分たちや仲間が働き、苦労して稼いだ金を取り立てておきながら、代官の人を見下した態度が納得いかないのだと悔しい思いを吐露する。
しかし「いかに道理を尽くそうが仕方のないこと。それがすなわち泣く子と地頭だ」と父はいい、翌日に支払ってくるのだと諭される。
1枚1枚金を数え、命じられた500両を納めに行く栄一。
雨の中、頭を下げ「恐れながら、それが我々百姓の銭であります。朝から晩まで働き、その小さな銭が…」
と訴えかけるも、栄一の話を聞く者は誰もいなかった。
胸が締め付けられるシーンだった。
で思い浮べること。
論語とそろばん。
倫理と経済という言葉に置き換えてみた。
倫理には人権も含まれるだろう。
普遍的な、人権。それは尊重されるべきだろう。
しかしながら、人権にもとるような昨今の弾圧激化のニュースもいっぽうに。
真相はいかに。
わからないことがまだまだ続いている。
グローバル化の経済。
交易も、渋沢が唱えたように、
倫理との両立は図らなければ、将来に行き詰まることをこころせよと。
それが、渋沢の教えであろう。
隣国としての立ち位置。
日本の存在感は如何に。
これまでと、これから。