老婆心ながら言っておこうかと、
そういう言葉を投げ掛けられた心象風景も
懐かしく。
厳しくも暖かい眼差し。
順送りなのか。
かつての親子関係が逆転するように。
そんなこともあったことを。
あの時は帰省する度に親父がマスコミの影響を
受けて左傾化していないかと自分は心配していた。
定年後、TV、マスコミの情報には
不自由しない親父だった。
PKO議論、日本の
政治の場で問われたとき、
息子が積極的
支持とは
ちょっと親父にとっては意外だったようで。
さかんに当時の否定的論客の
口真似を
聞かされもした。
もうあれから何年、
新しい
日本の国際貢献を期待している息子と
等分に
老婆心ながら、今は
マスコミの論調の相も変わらなさを
見つめている。