トトヤンの家庭菜園

小旅行、読書、TV番組感想、政治への関心、家庭菜園のブログです。(和歌山県)

名古屋の魅力・徳川宗春

f:id:bookcafe911:20171205204402j:plain


友人のさそいと案内で、名古屋めし名物、矢場とん本店の鉄板焼きとんかつ定食を。

以前に和歌山から訪ねる。

肉質といい、味噌カツソース味も絶品でした。それから大須・万松寺商店街を歩く。
商店街の最終は「宗春爛漫」というからくり人形があるところにぶらりとたどり着くといった按配。
11時、13時、15時、17時と上演時間が示されていて、ちょうどタイミングよく始まる前。上演は6分間ぐらいのものでしたが、
なかなかの歴史、いいものに出会えたという感じでした。

 


そのこともあって、その後もTVでの歴史番組あるたびに、宗春への関心も自然とむいていました。

名古屋のファンです。名古屋というか、中部地方全域の。
宗春とは尾張七藩主の徳川宗春のことで、当時のほとんどの大名や旗本が幕閣が主導する倹約・緊縮財政に追従していた中、
ただ一人、幕閣の政策と反対の政策、積極経済政策をとった大名。当時は享保の改革という倹約・緊縮財政で徹底した管理体制が敷かれ、祭礼式典の簡素化や花街や芝居などの規制をし、
庶民の生活よりも幕藩体制財政再建や立て直しを最優先にした結果、日本各地で飢饉と重税による一揆が続発していた。
宗春はそれら将軍吉宗の倹約令を無視し、芸能・消費を奨励し、江戸や大坂から芸人、商人を集め、芝居小屋や飲食店を建ち並べ、
将軍からのお咎めも受けるが、宗春は自分の政治理念のもとに庶民の側に立った政治を続け、名古屋の街を一気に発展させることを考え続けた。
後にそれがこの大須の発展の元になっているのでしょう。


天下の名君と名高い徳川8代将軍吉宗に抗い続け、遂に逆賊扱いされた尾張中納言宗春の物語。それが主流でしょうが、
どちらが経済的政策として効率がいいか。自分は宗春は再評価たるべき人間であると考えます。まさに「名君」
幕府のみを考え「天下」一律の倹約政策しかとれない吉宗に対して、しかもそのなかにあって、地域密着型の積極財政政策をとれた宗春に軍配をあげたい。


タモリのNHKの番組、ブラタモリ。ロケの予定に入れて欲しいのは、

岐阜まで行ってますから、続いて、期待したいのは、名古屋、大須商店街あたり。

希望します。

全国の中では一番元気なところがこのエリアのような気がしています。

f:id:bookcafe911:20171205204432j:plain