感動です。
現地に寝食ともにしながらのそれでも、取材行脚であったことが明かされていく。
、真実がつかめないとうもどかしさ、
僻地の農村で歓待されるということもあって先方の官僚機構に懐柔されてもいたことに、
落ち込むこともあったらしい。
作品を残すことに命をかけているともいえる、胡耀邦への懇願。
天安門政変と続いていくその後の展開。
それとも長老からの直接的なお咎めだったのか。
日本の中曽根首相との良好関係をよそに、徐々に四面楚歌の立場におかれる予兆が胡耀邦に。
Nスぺでみたドキュメンタリーのフィルムもおさらいするように興味深く。
ぐいぐい魅せられました。
山崎の遺品から見つかった中国共産党トップとの肉声記録。
山崎豊子の代表作「大地の子」といえば
文化大革命下の中国を舞台に描く大河小説。
ふたりの三回にわたる対談テープ
この作品は私の中国に対する愛でもあります。
この作品を残すことは未来の日中の次の世代の希望になることを信じてください。
中国の暗部ともいえる文化大革命にも鋭くせまる小説の時代背景。
これに踏み込むことは当時タブーでもあっただろう。
三回目の対談場面。
「わたしもいつかは。」長くないことをにおわす胡耀邦。
ひるまないで食いつく作家魂。「あと三年、いや、五年は、いてください。見守ってください。」
わたしはこの細腕一本で、頑張り抜いて見せます。
胡耀邦の墓前に供える作家、山崎豊子。(完成前に急逝。その2年後、山崎は墓前に。)
それから残留孤児たちの成長。
代々と受け継がれる、山崎さんへの感謝の輪。
二つの祖国をもつ若者の言葉もそえられて。
「こういう境遇にうまれたことに今では感謝しています。多元的に語れることもそうですし、
国情を超えて、友情の橋を架けれる存在でいられることも。」
山崎の遺品からも、出会った300人の孤児 に励ましを与え続けていたことが、番組から。
山崎さんの変わることのない日中に架ける眼差し。
その後の作家活動に並行して続けられる日中の絆。
涙がでました。
中国での困難な取材を可能にしたのが、当時の中国共産党トップ、作品の誕生を後押ししたのが中国共産党トップであったことがあきらかにわかる肉声テープでした。
機知に富んだ会話そして大いなる志。
日曜
NHK総合1
午前6時15分~ 午前6時50分
目撃!にっぽん「そして名作は生まれた 山崎豊子“大地の子”誕生秘話」
このような作品視聴できたことは、取材スタッフにもそうですけれど、関係者の皆さんに感謝です。
少しく中国語に親しんでみようかと。以前の、、、。