爆報フライデー見て、ついつい最後まで。
芳村真理さんが82歳なんて信じられぐらいに、お若いお姿で。
『夜のヒットスタジオ』思い出します。司会役。
パーティーで度々顔を合わせ、よく三島からUFO探しに誘われたと明かされていましたよね。
三島作品、でUFO登場してくる作品『美しい星』思い出してしまいます。
あと思いだすこと列記。
昭和45年11月25日
森田必勝
ボディビル
小説「皇帝のいない八月」小林久三
小説『美しい星』三島由紀夫
短編小説「花ざかりの森」
市ヶ谷
あとは、あんまり、あの忌まわしい事件は思い出したくはないのですが、追記として、記憶に残る事件との関連本を。
徳岡孝夫
『五衰の人―三島由紀夫私記―』
毎日の記者だった人で、そのような事件が起こるとも知らず、
三島と会話をその日に交わしていたという。
クーデター騒ぎは失敗。
頭上を旋回する警察のヘリコプターの音
ようやく聞きとれた言葉に対しては、隊員たちは野次をとばして反発。楯の会とは、左翼勢力に対抗するため、三島の主導で学生を中心に
事件
おまえら、聞け。静かにせい。静かにせい。話を聞け。男一匹が命をかけて諸君に訴えているんだぞ。いいか。それがだ、今、日本人がだ、ここでもって立ち上がらねば、自衛隊が立ち上がらなきゃ、憲法改正ってものはないんだよ。諸君は永久にだね、ただアメリカの軍隊になってしまうんだぞ。(中略)
おれは4年待ったんだ。自衛隊が立ち上がる日を。……4年待ったんだ、……最後の30分に……待っているんだよ。諸君は武士だろう。武士ならば自分を否定する憲法をどうして守るんだ。どうして自分を否定する憲法のために、自分らを否定する憲法にぺこぺこするんだ。これがある限り、諸君たちは永久に救われんのだぞ。
三島由紀夫割腹自決
檄文は内容から見れば
今日的なテーマをすでにこの時。
この国を守る
特に昨今の安倍内閣の安保法案をめぐっての議論。三島が生きていたら、、、、。とオーバーラップしてくるくだり。
安倍内閣の安保法案をめぐって異を唱える多くの憲法学者は「立憲主義を破壊する」と非難の声。
日本国憲法では、「交戦権」を否定し、「戦力」の不保持を明記している。
したがって、それを盾に解釈次第では、日本国憲法において立憲主義を貫徹しようとすれば、自衛隊は違憲だと主張せざるを得ないという主張が一方にある。
だが、彼らは立憲主義に反するから「自衛隊を廃止せよ」とは主張しない。
とくに野党は「集団的自衛権」の問題に限って、「立憲主義が破壊される」と叫んでいる。このおかしさ。自衛隊の存在をあいまいにしたままで
いざという時は行かなきゃならんのだ。
彼ら野党の説く立憲主義とは、本来の立憲主義なのだろうか。
自衛隊の側からいえば存在をあいまいにされたままで、
三島からすれば、君らは憲法にぺこぺこと
縛られたいのか。「戦争法案」とレッテルを貼り、冷静な議論を拒否する輩を横目に
立ち上がるものはないのか。と。
自衛隊員を前に。乗り込んで。
檄文の主張する思想からは、こういうふうに解釈、受け取るのが順当なところかと推察します。彼のいうアメリカは当時学生運動家のいうアメリカ追随批判でもなく、国粋的な復古主義から来るところのもの。
三島に共鳴した楯の会というのは約100人で結成された民兵組織であった。
今では、理解されても、このような過激な行動に同調する人はいないだろう。
沢山な戯曲もものにした三島。
しかし、自らその役者、演者として演じられるかというと別もののような気がしている。
事件の顛末があの怜悧な三島のことだからわかってもいただろう。
そういう点でいえば、
かれの、美学を優先したとしか思えない。
ヒロイズム。
三島の不道徳講座という本も過去に
読んだこともあるが、いたって常識人。
戯曲家、名俳優ならず。
彼はそのヒロイズムに
生真面目すぎたのではないのか。
番組で知ったその後の三島の妻・瑤子夫人の波乱の人生
世間を騒がせた夫の死。
残された二人の子供育てて
どちらかというと三島より三島夫人の
その気丈さに感服しました。